初めて句会に参加した際、飛び交う専門用語に「?」となったことはありませんか?
ご安心ください。この記事では、句会をより深く楽しむために知っておきたい「雑詠」「題詠」「当季雑詠」「兼題」「席題」「属目」といった言葉の意味を、ご紹介します。
句会で使われる言葉と、その意味です
雑詠(ざつえい) | 特に題をきめず、自由な題材で句を詠むこと。また、その作品。 |
題詠(だいえい) | あらかじめ与えられた題で句を作ること。 題は季語の場合もあれば、そうではない場合もあります。 |
題詠句会(だいえいくかい) | 俳句のお題があらかじめ決まっている形式の句会。 |
当季雑詠(とうきざつえい) | 今の季節の事物であれば何を詠んでもよいということ。 |
兼題(けんだい) | 句会の日までに知らされる題を兼題という。 兼題を使って句を作り、句会を行います。 |
席題(せきだい) | 句会の席上において出される題を席題という。 参加者は、席題を使って即興で俳句を作ることになります。 |
即題(そくだい) | 句会の席上で出される題。席題と同じ。名は、即興で俳句を作ることから。 |
当座(とうざ) | 句会の席上で出される題。席題と同じ。 |
挨拶句(あいさつく) | 句会に招かれたときに挨拶として読む俳句。その句会に関連することを詠んで提出する。 |
属目(しょくもく) | 題を出さずに、目にしたもので即興的に俳句を作ること。 |
初めての句会では、耳慣れない言葉に戸惑うこともあるかもしれませんね。辞書に載っていない表現も多いため、最初は難しく感じることもあるでしょう。
でも、心配はいりません。わからない言葉は、遠慮せずにどんどん聞いてみましょう。先輩方はきっと快く教えてくれます。
そうやって少しずつ言葉を覚えていくうちに、句会はもっと楽しく、奥深いものになります。
こちらでは、初めての句会参加者向けの記事を書いています。
句会に向けて不安のある方は、参考になさってください。