俳句を発表したい、コンクールで実力を試してみたい、そんな思いを抱いている方へ。
現在、全国各地では数多くのコンクールが開催されており、自分の作品を世に広める絶好の機会となっています。
そんなコンクールの情報を掲載しているサイトを、ここでは紹介します。ぜひ、参考になさってください。
俳句コンクールの情報サイト
公募データベース: 俳句賞やコンクールの情報を幅広く網羅しています。
https://koubodatabase.com/archives/category/haiku
Koubo: 川柳、俳句、短歌、詩の公募情報を集めたサイトです。
https://koubo.jp/category/senryu/haiku
登竜門: 川柳・俳句・短歌のコンテスト、公募、コンペの情報が掲載されています。
https://compe.japandesign.ne.jp/category/senryu/
公募ストック: 川柳・俳句・短歌・詩・書の公募情報を集めたサイトです。
https://kobostock.jp/kbicategory/senryu/
最適日常:俳句の大会や新人賞、コンクールなどの募集情報が一覧で掲載されています。
https://saiteki.me/haiku-contests/
俳句賞.com: 全国で開催されている俳句大会の情報がフェイスブックで発信されています
https://www.facebook.com/koubodatabase
これらのサイトには、俳句大会やコンクールの情報が一年に100件近く掲載されます。
あなたの一首が、次の名作になるかもしれません。ぜひ、一歩踏み出して俳句のコンクールに挑戦してみてください。
俳句コンクールの情報収集術:見逃し防止のポイント
俳句コンクールの情報は、サイトごとに異なる大会が掲載されていることがあります。
Aのサイトには載っていた情報が、Bのサイトには載っていない、ということはよくあるので、見落としを防ぐために複数のサイトをくまなくチェックすることが重要です。
コンクールの募集は、通常2~3カ月前から始まります。定期的に2カ月に一度はチェックすることで、新しい大会を逃すことなくキャッチできます。また、ウェブサイトの情報は随時更新されるため、日頃から習慣的にチェックすることを心がけましょう。
まれにですが、募集終了日まで数週間しかない大会が、情報サイトに掲載されることがあります。短期間で募集される情報も逃さないようにするためには、さらにこまめにチェックすることをお勧めします。
「俳句 公募」「俳句 コンテスト」などのキーワードでインターネット検索を行うことで、情報サイトに掲載されていない大会を新たな情報を発見できることもあります。特に、県や市が主催となって開催される俳句大会は、情報サイトに掲載せずにホームページ上で案内をしているだけのことがあります。そのような大会を見つけることができます。
俳句コンクール応募のコツ:失敗しないための注意点
俳句コンクールに応募する際には、細かな注意点をしっかりと把握しておくことが大切です。以下に重要なポイントをまとめました。
- 募集要項を熟読する:応募資格や応募期間、作品数、テーマなどのルールに従って応募しましょう。これを怠ると、せっかくの作品が審査対象外になってしまうことがあります。
応募期間が消印有効のものもありますし、応募期間中に必着のものもありますので注意しましょう。
入選したいあまりに応募規定以上の作品を送っても、審査対象外になるので、控えたほうがよいでしょう。 - 著作権の確認:応募した作品は、主催者側に自由に使用される場合があります。著作権規定をきちんと読み、納得の上で応募することが重要です。
多くは入選作品が、作品集に掲載したり、翌年の大会のチラシに掲載するために使用されます。
入選作品は勝手に使えなくなることもあるので、理解しましょう。 - 複数応募の禁止に注意:多くのコンテストでは、同じ作品を他のコンクールに同時に応募することを禁じています。自分がどの作品をどのコンクールに提出したか、記録を残しておくことで、誤って重複応募するリスクを防げます。
複数の大会で入選をして、複数の大会主催者が入選作品をチラシなどに掲載した場合、大会主催者同士が著作権の権利でトラブルになる可能性があります。重複応募は絶対にしないように気を付けましょう。
俳句大会で避けたいミス!重複応募禁止の理由とは?
同じ作品を他のコンクールに同時に応募することを「重複応募」や「二重投句」などと言います。
俳句大会では、「二重投句禁止」というルールが設けられていることがほとんどで、このルールを守ることは、参加者としての基本的なマナーです。
では、なぜ「二重投句は禁止」なのでしょうか?大会運営者の立場から考えてみると、その理由が見えてきます。
まず、優秀賞の句の著作権は通常、主催者に帰属します。これにより、大会の告知や広報で前回の優秀作品をポスターや広告に使用することが可能になります。しかし、もしその作品が複数の大会で受賞してしまったら、各大会のポスターに同じ作品が並ぶという、運営側にとって非常に困る状況が生まれます。
さらに、二重投句が許されてしまうと、盗作が発生するリスクも高まります。ある大会で受賞した作品をそのまま盗作したものが、別の大会で再度提出されることがあり、「向こうが私の作品を盗んだ」という言い逃れが生じる可能性もあります。
こうした事態は大会の信用を損なうことになりかねません。
このように、二重投句禁止にはさまざまな理由があり、ルールとして定められています。だからこそ、参加者としてはそのルールをしっかりと守ることが求められるのです。
二重投句に似たような意味として、もう一つ覚えておきたいのが「未発表作品のみ応募可」「既発表作品不可」というルールです。これは、俳句大会だけでなく、俳句結社の雑誌に掲載された句やブログに投稿された句なども応募不可であることを意味しています。新しく作った句だけを応募するというのが、共通のマナーです。
ちなみに、俳句大会で落選した作品は「既発表作品」なのでしょうか?「未発表作品」なのでしょうか?
この考えかたについては、こちらの記事で書いています。
落選句は、既発表作品?未発表作品? >>>
これらの注意点を守り、より良い結果を得るために、しっかりと準備しましょう。