「俳句を作っても、いつも流れがぎこちなくなってしまう」
「17音に上手く収まらない」という方のために
流れのよい俳句をつくるポイントを紹介します
今回紹介する方法は「俳句を区切るポイントを意識する!」です
俳句は「5・7・5」で作りますが
このとき
「5/7/5」この線のところで区切ると
5音の出来事、7音の出来事、5音の出来事という作り方となってしまい
内容がバラバラの意味が通じない俳句となってしまいます
例えば、このような感じ
「鳥飛んで/空晴れ渡り/秋の風」
例えば、このような感じ
「鳥飛んで/空晴れ渡り/秋の風」
俳句を作るときに一番うまくいくのは
12音と5音の間で区切るの方法です
12音と5音は
「5・7/5」で区切ってもいいですし「5/7・5」で区切っても大丈夫です
どちらにしても12音ひとまとまりの文章と、5音の単語で合わせます
5音+12音の句には、次のような句があります
烈風の吹きすさびいて(12音)/冬の薔薇(5音)
強い風が吹きすさびているなぁ、その下に冬の薔薇が咲いているなぁ
というような句です
多くの俳句がこのように、2つのブロックを組み合わせて作られていますので
初めて俳句を作られる場合は、同じように、12音+5音で作られると良いでしょう
上記の句は、季語だけを離して使っていますが
季語の状態ををもっと詳しく説明したい場合
12音の中に季語と、季語の状態を詳しく述べた言葉を入れると良いでしょう
例えば、このような感じ
烈風や(5音)/幾度も冬の薔薇倒る(12音)
烈風が吹いている。風に幾度も冬の薔薇が揺れ倒されている
という意味です
■ まとめ
俳句を作るときは17音まとまりで考えるのではなく
12音と5音で考えると、作りやすい