俳句作りにお勧めの6つの道具

俳句を始める

俳句作りにあったほうが良い道具を6つ紹介します


俳句ノート


【俳句ノート】
俳句を書くための縦書きのノートです。
季語の一覧、俳句作品が掲載されているノートもあります。

外に出ているときに、パッと俳句が思い浮かんだ時に書き留めることができるように一冊持っていると便利です。
スマホの中に作品を書いても良いのですが、手書きのほうが早く書き残せます。

おすすめの俳句ノート

  • ポケットサイズのもの
    ポケットサイズのものが持ち運びも楽でお勧めです。
    一句書いても十文字前後なので、小さなサイズでも一行で書けます。
  • 季語が掲載されているもの
    俳句ノートの中には、季語の一覧や俳句作品が掲載されているものがあります。できればそのようなノートが良いですが、最近では少なくなっているので、なければ無地のノートを買いましょう。

俳句ノートが買える場所

俳句ノートは、大きな文房具屋さんでも売っているところは少なくて、店員さんに聞いても「何ですかそれ?」と言われてしまいます。
買うときはネットショップになります。

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俳句ノートの書き方

俳句ノートの書き方は人それぞれです。
その場で五七五まで仕上げて書き残す人もいますし、何となくひらめいたアイディアの種を書き残す人もいます。
どちらにしても、書き残した作品なりアイディアの横に、「書いた場所」「詠もうとしたきっかけの出来事」を書き残しておくと、作品を練り直すときに役立ちます。

俳句ノートをなくさないために

外出先でふと思いついた俳句を書き留める大切な句帳。購入したら、まず表紙にあなたの名前、住所、電話番号を書きましょう。

半年、一年と時間をかけてコツコツと書きためた俳句は、あなたの大切な分身のようなものです。万が一なくしてしまったときの喪失感は、言葉にできないほど大きいでしょう。
せっかく見つけてくれた人がいても、持ち主が分からなければ、あなたの手元には戻ってきません。
俳句を書き始める前に、まずはこの小さな習慣を身につけることで、大切な作品を守り、安心して俳句づくりが楽しめます。


ボールペン

【ボールペン】
作品を書き残しておくためのペンです。
鉛筆やシャープペンシルは、時間とともに薄れてしまうので、ボールペンがよいでしょう。

おすすめのペン

「PILOT REXGRIP 0.5」がお勧めです。
何種類も書きやすさを確かめた中で、一番、このペンがよかったです。
「PILOT REXGRIP 0.5」の「0.5」は、0.5mmのペン先ということです。俳句では、細かい漢字を書くことがあるので、ペン先の細いものが絶対に良いと思います。
ペン先の細いものでは、ペン先にインクがあふれて、汚れてしまうものもあるのですが、パイロットのペンはそのようなことがないですし、滑らかに文字が書けます。

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歳時記(さいじき)

【歳時記】
「歳時記」は季語(四季でみられる事物)と、俳句作品を掲載している本です。
俳句には季語を入れるというルールがあるため、俳句を作るときに、どのような季語があるのかを調べます。また、その季語を使った俳句作品には、どのようなものがあるのかも確認できます。

おすすめの歳時記

歳時記は沢山あって、どれを買ってよいのか判断が付きづらいと思います。
わたしが実際に使ってみた使用感を書きますので参考にしてください。

初心者にお勧め

季語の横に写真も掲載されているので、分からない季語も視覚的に理解できます。
一部の俳句には解説がついているため、俳句の鑑賞の仕方も勉強になります。


【よくわかる俳句歳時記】

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持ち運びにお勧め

文庫本サイズで、それぞれの季節が独立しているため、その季節の本だけを持ち運ぶことができます。
小さいくて軽いので重宝できます。


【俳句歳時記】

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夏  アマゾンで買う >>>
秋  アマゾンで買う >>>
冬  アマゾンで買う >>>
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俳句に慣れた人にお勧め

豊富な例句、季語数を誇る歳時記です。
掲載されている俳句など、初心者には難しく感じると思います。3年以上続けている人にお勧めの歳時記です。
大型本のため、自宅用で使うことになります。


【角川俳句大歳時記】

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植物が好きな人にお勧め

植物の季語と俳句に特化した歳時記です。
植物の季語の豊富さは、他の歳時記と比べて群を抜いています。
他の歳時記には見られない子季語の名前も載っています。
例句の選択も素晴らしいです。


【草木花歳時記】

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歳時記の選び方

歳時記の大きな特徴は、季語と俳句作品が載っていることです。
ですので、歳時記を選ぶときは、自分に合う「季語」と「俳句作品」、とうい考えで選ぶとよいでしょう。

季語で判断

  • 季語の数で選ぶ
    歳時記には、掲載されている季語の数が書かれているので、その数を参考にするのもよいでしょう。
    ただ、季語の数は多ければよいというわけでもありません。例えば18000語の季語が掲載されていても、俳人が一生で使う季語は1000語くらいといわれています。
    そうなると、ほとんど使わない季語が何千も掲載されているより、一般的によく使われる季語がまとめられていたほうが、結果的にはよかった、ということもあります。
    ご自身にとって使いやすそうな数の歳時記を探してはどうでしょうか。

  • 季語の内容で選ぶ
    「季語の数で選ぶ」に通じますが、季語を掲載数の多い歳時記では、現在使われていない季語も掲載されています。昔の俳句を鑑賞する際には必要ですが、作るときには必要ないとも言えます。
    複数の歳時記を比較するとき、同じ季語(例えば「桜」)に掲載されている、主季語・子季語をみて、分かりやすそうな季語を選んでいるものを選ぶ、というのもよいでしょう。

  • 季語の解説で選ぶ
    季語にはそれぞれ、季語の説明が書かれています。季語の意味だけを書いたもの。その季語に対する日本人の心情まで書いたもの。その季語の由来まで書いたもの。
    様々あるので、これも複数の歳時記で、同じ季語の解説を見比べて、ご自身にあった解説を書いている本を選ぶのもよいでしょう。

俳句作品で判断

  • 俳句作品の内容で選ぶ
    歳時記の1ページの俳句作品を読めば、全体の傾向が何となく分かります。この時に確認したいのが「分かりやすい作品か」「良い俳句作品が載っているか」です。

  • 分かりやすい作品が載っている
    「分かりやすい作品」が掲載されていれば、それを参考にして俳句作りをすることができます。
    まったく理解できない作品ばかりが掲載されている歳時記では、参考にして俳句作りをすることができなくなります。
    「まったく理解できない作品ばかり」というのは、ご自身のレベルでは難しすぎる作品、ということもあるでしょうし、前衛的な作品で、多くの人が理解の難しい作品、ということもあります。
    どちらにしても、「分かりやすい作品」が掲載されている歳時記を使った方が、これからの俳句作りの中でも助けになってくれるはずです。

  • 良い作品が載っている
    「良い俳句作品が載っているか」ですが、「良い作品」の基準はあなた自身の、良し悪しで大丈夫です。掲載されている俳句を1~2ページくらい読んでみたとき、「この歳時記は、良い作品が多いな」と感じるものがあるので、その歳時記を選びましょう。
    そういった歳時記は、全体を通して読んでも、あなたの感性にあう作品に多く出会うはずです。
    あなたの価値観に合う作品が多い歳時記の方が、勉強になりますし、俳句作りの参考にもなります。


電子辞書


【電子辞書】
このページで紹介している道具の中で、一番買ったほうが良いと思う道具です。
言葉の意味の検索、季語の検索など、紙の本で行うよりも圧倒的に早くできます。
節約できる時間を考えると1年で購入費のもとは取れます。

お勧めの電子辞書

「カシオ XD-SA20000
「カシオ XD-SA6500
俳句で使うための電子辞書を選ぶとしたら、この2つのどちらかがお勧めです。
上記は2025年モデルです。
過去のモデルは以下の通りです。アマゾンで中古でも買えます。

「XD-○○20000」モデル

>> XD-SA20000(2025年)
>> 販売なし  (2024年)
>> XD-SX21000(2023年)
>> XD-Z20000 (2022年)
>> XD-Y20000 (2021年)
>> XD-SX20000(2020年)
>> XD-SR20000(2019年) 

「XD-○○6500」モデル

>> XD-SA6500(2025年)
>> 販売なし  (2024年)
>> XD-SX6510(2023年)
>> XD-Z6500 (2022年)
>> XD-Y6500 (2021年)
>> XD-SX6500(2020年)
>> XD-SR6500(2019年)

「XD-○○20000」「XD-○○6500」モデルがお勧めの理由は、こちらで詳しく記事にしています



辞書

俳句作りに役立つ辞書の紹介です。
次の3つがお勧めです。

俳句で頻度の多い言葉を探せる


 【ことばの花】

俳句で使われる言葉、表現が掲載されている本です。
普段自分で使う言葉というのは、大体決まっています。その言葉で俳句を作ると、同じような俳句しか作れません。その様なときに、普段使わないような言葉を探すことができます。

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ある言葉に続く言葉を探せる


【てにをは辞典】

ある文字に繋がる単語を探せる辞書です。
例えば「雨」を詠みたいとき。普通に作ると「雨が降る」「雨が上がる」という内容で作ってしまいます。
この辞書では、「雨を○○」「雨は○○」「雨が○○」「○○の雨」といった言葉が数百掲載されています。
マンネリの言葉を抜け出すのに、とても重宝できる一冊です。

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俳句言葉の類語を探せる


【俳句類語辞典】

俳句で使われる言葉を類語辞典にしたものです。
俳句は五七五にまとめる必要があるので、音数が合わないとき、類語辞典の中から適切な音数の言葉を探すことができます。
また、類語の掲載とともに、その類語を使った俳句も掲載さているので、俳句での使い方も参考にできます。

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四季を語る季語

歳時記には季語が掲載されていますが、季語の解説は1割ほどです。「四季を語る季語」では、24,000の季語の全てに解説が書かれています。
季語を深く理解できますし、俳句で適切な季語を選ぶのに役立つはずです。
アマゾンのkindle(電子書籍)だけで販売されています。


【四季を語る季語】
秋版を見る >>
冬版を見る >>
新年版を見る >>
春版を見る >>
夏版を見る >>


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