俳句を作る時、どうしても思い込みで作ってしまいがちです
桜 → 儚い
雲 → 白い
太陽 → 眩しい
世間一般で言われていることを、そのまま疑わずに俳句の中で使ってしまうのですが
それでは、「誰もが言っている俳句」「皆と同じ俳句」から、いつまでたっても抜け出すことはできません
俳句を作るときは
「思い込み」ではなく
「思い込みを裏切る」ようにしましょう
つまり、大多数が同じ意見である場合、別の意見で俳句を作ります
例えば、コスモスを見て誰もが儚いと言います
その場合、大多数の意見をなぞって、「コスモスは儚い」と言うのではなく
「コスモスは強靭だ」
と、世間一般の考えを裏切るような俳句を作ってみます
そうすることで、読者の関心をひくことができます
読者の関心をひいたら、次に
「どこを見て、コスモスが強靭だと感じたのか?」
「コスモスが強靭で、どうしたのか?」
といったことを、具体的に一句に盛り込みます
このような視点を入れるだけで、「一般の俳句とは少し違う」俳句に近づけるのです