俳句をやっていると季語を入れるべきか(有季)
入れなくても良いのか(無季)という話がでます
有季でも無季でも良い句は良いので、どちらでも良いと思いますが
俳句を始めたばかりの人は、できれば有季で作った方が良いと思います
季語が入っていると、それだけで1年の中のどの季節に詠まれた句なのかが分かります
季語が分かると、読者もその季節の中にいるような気持ちで俳句を鑑賞できます
季語は、人それぞれに思い出を繋げていることがあります
桜という季語を見たときに、楽しかった記憶を思い出す人もいますし
悲しかった記憶を思い出す人もいます
季語があるだと、読者は、読者それぞれが歩んできた人生の記憶を
思い起こすことができます
つまり、読者に大きな想像を広げさせることができる、とも言えます
季語ではない「机」「岩」「ボールペン」という単語からも
そのような記憶の断片は浮かぶかもしれませんが
季語ほどの力はありません
季語には、このような大きな力があるので
俳句を始めたばかりの人は、積極的に季語の力をかりたほうが良いでしょう
俳句作りに慣れてきたときに
「自分には季語はいらない」
と思えば、無季の俳句を作り始めれば良いと思います