ひとつの視点として、「予想外の出来事」を俳句にすると、面白い俳句になることがあるので、その作り方を説明します
どうやって俳句を作ればよいのか分からない人にお勧めの記事です
①予想外の出来事での俳句の作り方
「予想外の出来事」ですが、ここでは
自然現象で予想外だったことを俳句にしてみましょう
いきなり俳句にするのは難しいので
まずは文章を穴埋めして、それを俳句に仕上げる方法を紹介します
次の文章の形で、予想外だったことを書いてください
「何が(を) どうした」 + (けれど予想外に)「どうだった」
例えばこんな感じです
① 「薄氷を 踏んでみた」 + (けれど予想外に)「硬かった」
② 「新樹光への陽が かげった」 + (けれど予想外に)「まだ眩しかった」
一文が書けたら、先頭の語順を変えます
① 「薄氷を ←交換→ 踏んでみた」 + 「硬かった」
② 「新樹光への陽が ←交換→ かげった」 + 「まだ眩しかった」
次のようになります
① 「踏んでみた 薄氷を」 + 「硬かった」
② 「かげった 新樹光への陽が」 + 「まだ眩しかった」
この語順で、五・七・五の音数を整えます
① 踏みつける 薄氷のいと 硬きこと
② かげりたる 新樹光とて 眩しけり
簡単に俳句になりましたね
同じ作り方をした名句があります
「何が(を) どうした」 + (けれど予想外に)「どうだった」
「猪が 内臓をぬかれた」 + (けれど予想外に)「重かった」
語順を変える
「猪が←交換→内臓をぬかれた」 + 「重かった」
「内臓をぬかれた 猪が」 + 「重かった」
五・七・五に音数を整える
「内臓(わた)ぬかれ たる猪の なほ重し」
今回のように
「いつもどおりの文章を書く」→「語順を変える」
という流れで俳句を作ることで、技術をカバーできます
俳句作りに慣れていない人は、参考になさってください
(注:語順の変え方はルールがあるので、全ての俳句で同じようにできる訳ではありません)