俳句で注意をしたい季語

季語の、大吉(だいきち)とは?

「俳句季語よみかた辞典」に大吉という季語が紹介されています 1)立春の日に、寺院の入口に貼る「立春大吉」と書いた符札を言うようです大吉と言われて、立春大吉の符札を思い浮かべられる人は、どれくらいいるでしょうか思い浮かべることができる人は、季...
俳句で注意をしたい季語

季語の「冬襖(ふゆぶすま)」に「冬」は必要?

冬の季語に「襖(ふすま)」があります木枠に紙や布を張った建具のことです「角川俳句大歳時記」「俳句季語よみかた辞典」では「襖」の関連季語に「冬襖」を掲載しています 1.2)冬の季語である「襖」に、なぜ冬をつけるのでしょうかその意味は書かれてい...
俳句で注意をしたい季語

季語の「日の夏」が夏の太陽?

「日の夏」という季語があります歳時記には「夏の日(太陽)」と同じ意味と書かれています 1.2)ただ、日の夏と言われて、夏の太陽を思い浮かべる人はどれくらいいるでしょうか?一般に「日の夏」という言葉は、太陽という意味で使うというより次のような...
俳句で注意をしたい季語

季語の「月の水」の意味が・・・

「俳句季語よみかた辞典」には「月の水」という秋の天文の季語が紹介されています 1)意味は「月かげを、水の泡に見立てたもの」「月の水」と言われれば、一般的には月に存在する水(地表の氷)を想像しますが月かげ(月の光)のことのようですただ、「月の...
俳句で注意をしたい季語

季語の「冬衾(ふゆぶすま)」に「冬」は必要?

冬の季語に「衾(ふすま)」があります寝るときに体の上に掛ける、現在でいう布団のようなもの「角川俳句大歳時記」では「衾」の関連季語に「冬衾」を掲載しています 1.2)「衾」がまだ季語ではなかった頃に、冬の季節を示すために「冬」を冠した言葉です...
俳句で注意をしたい季語

季語の、若水あぐ(わかみずあぐ)ってなに?

新年の季語に、「米こぼす(よねこぼす)」「若水あぐ(わかみずあぐ)」があります「米こぼす(よねこぼす)」は、正月に涙を流すと言うことを忌み嫌い、涙を米に見立ててた言葉です「若水あぐ(わかみずあぐ)」は、初泣きを汲み上げる意味の言葉と説明がさ...
俳句で注意をしたい季語

「若餅」の子季語の「鼓餅」ってなに?

正月三が日の間に搗く餅を「若餅」といい、新年の季語になっていますこの「若餅」の関連季語に「鼓餅(つづみもち)」を掲載している歳時記があります 1.2.6)ただ、どの歳時記にも「鼓餅」の解説は書かれていませんなぜ「若餅」を「鼓餅」と言うのでし...
俳句で注意をしたい季語

季語の「露の袖」は季語でいいの?

「露」の関連季語として「露の袖」「袖の露」という言葉が歳時記に掲載されています 1.2.3)涙を袖の露に見立てた言葉です「露の袖」は和歌でよく使われていた表現で、それが季語になったのでしょうふきむすぶかぜはむかしのあきながらありしにもあらぬ...
俳句で注意をしたい季語

季語の、蘆の神輿(あしのみこし)は神輿ではない?

「津島祭」という季語があります夏に愛知県津島市で行われる祭りです「角川俳句大歳時記」では、この関連季語に「蘆の神輿(あしのみこし)」を紹介しています 1)(季語には「蘆の御輿」、解説では「蘆の神輿」と書いているので、「蘆の神輿」と書きます)...
俳句で注意をしたい季語

季語の「林鐘」を「林の鐘」と書いて良いの?

旧暦6月の別称に、「林鐘(りんしょう)」があります中国音楽の十二律をあてたもの俳句季語よみかた辞典には、「林鐘」を訓読みの「林の鐘」として、季語に掲載していますが 1)「林の鐘」となると、林の中にある鐘と普通は認識してしまいます謡曲「三井寺...