俳句で人が感動するのは、情報ではなく体験です
「桜が染まっていた」「コスモスが揺れていた」「夏料理は涼しげ」
これらはあくまでも情報
このような情報をいくら俳句で言っても、感動はしない
そうではなくて、体験したことを書く
「桜が染まっている」ではなくて
「桜が一枚、手のひらに散ってきた」
という、作者の体験を書く
「コスモスが揺れていた」ではなく
「揺れるコスモスを触れた」というような所を書く
「夏料理は涼しげ」ではなく
「夏料理を涼しげに器に盛った」というような所を書く
作者が体験したことを書くと、読者が追体験できる
追体験ができるから、そこに感動が生まれるのだ
自分の作った俳句が「情報」か「体験」か
作った後に確認する癖をつけることが大切だ