前の記事では、全国紙への俳句の応募方法などについて説明しました >>>
全国紙の俳壇への投稿、なかなか入選しなくて悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
実は、入選の鍵は、選者の作品の中に隠されているかもしれません。
全国紙の俳壇の狭き門を突破するためには、選者の傾向を把握することが大切です。どの選者が自分の句に共感してくれるのか、事前に作品を読んで分析することで、入選の可能性をぐっと高めることができます。
なぜ、選者の作品を見る必要があるのか?
俳句は奥が深く、人それぞれ表現の仕方が異なります。選者も例外ではありません。ある選者は自然を題材にした句を好むかもしれませんし、別の選者は人間の心の動きを表現した句を好むかもしれません。
自分の句に合う選者を探すことで、あなたの作品がより深く理解され、評価される可能性が高まります。
選者作品の見方
選者の作品を見るときは、次のポイントを意識するとよいでしょう。
季語の使い方: どの季語を好むのか、季語の選び方や置き方に注目しましょう。
言葉の選び方: 古典的な言葉遣いを好むのか、現代的な言葉遣いを好むのか、言葉の選び方の傾向を掴みましょう。
テーマ: 自然、人間、社会など、どのようなテーマの句を多く扱っているのか、テーマの広がりを把握しましょう。
表現技法: 特定の表現技法を好んで使っているのか、表現の仕方に注目しましょう。
選者作品はどこで見つけられる?
結社誌: 選者が主宰となっている俳句雑誌を購読すると、選者の最新の作品が確認できます。
インターネット: ウェブサイトやSNSで、選者の作品を公開している場合もあります。
句集: 選者の句集を購入して、じっくりと作品を読み込むのも良いでしょう。下に各新聞社の選者と句集を紹介しているので参考になさってください。
まとめ
選者の作品を分析することは、ただ単に「誰に選んでもらいたい」というだけでなく、自分の俳句の表現方法を見つめ直す良い機会にもなります。
あなたの句、誰に見せたいですか?
選者作品を参考に、あなたにぴったりの先生を見つけて、俳句の世界を広げていきましょう。