木幡忠文

本の紹介

「国際俳句歳時記 夏」

『国際俳句歳時記 夏』は、世界の俳句愛好家たちが詠んだ作品を掲載した、面白い歳時記です。この一冊は、単なる歳時記ではなく、文化・言語を超えたコミュニケーションと相互理解の可能性を秘めた本と言えます。多様な視点と異文化の発見この本の最大の魅力...
俳句のいろいろな遊び

季語の季節当てクイズ

俳句を詠むために欠かせない季語。さあ、下に表示される季語がどの季節のものか、一緒に考えてみましょう!季語の知識を深めることは、四季折々の情景や身の回りの変化に気づく感性を磨くことにつながります。このクイズを通して、日常生活の中に潜む俳句の「...
俳句で注意をしたい言葉

俳句における「去ぬ」「去る」について

俳句を詠む上で、言葉の選び方はとても大切です。「去ぬ」と「去る」という二つの漢字があります。似た言葉ですが、読み方や活用などが違うため、使い方をで、正確に読者に伝わる俳句を作ることが可能になります。「去ぬ」「去る」の読み方「去ぬ」「去る」の...
俳句を楽しむ

風車まはり消えたる五色かな

風車まはり消えたる五色かな   鈴木花蓑〇旧仮名部分「まはり」は、「まわり(回り)」の旧仮名〇簡単な句の説明風車の色が、風で回った瞬間に消えた、という俳句〇季語風車(春の季語)〇この句の良いところ一瞬の光景を上手く切り取った作品客観写生が良...
良い俳句

胸ぐらに母受けとむる春一番

胸ぐらに母受けとむる春一番 岸田稚魚〇文語部分「受けとむる」は「受けとめる」の文語の連体形〇簡単な句の説明春一番でふらついた母を、胸ぐらで受け止めた、という作品〇この句の良いところかつては、幼い自分が母の胸に守られていたはずなのに、いつの間...
俳句の疑問

俳句の『切れ字』とは

俳句の「切れ字」とは、句の中で意味やリズムを区切り、一句をより引き締める役割を持つ特別な言葉のことです。五・七・五のたった17音の中に、作者の感動や情景を凝縮させるために、この切れ字が重要な働きをします。俳句は、五・七・五という短い音数の中...
俳句の疑問

俳句の『取り合わせ』とは

俳句の取り合わせとは、まったく異なる二つの季語や事物を一句のなかで組み合わせる技法のことです。この組み合わせによって、それぞれの言葉が持つ意味やイメージが響き合い、一句全体に深みや広がりが生まれます。たとえば、「古池や蛙飛び込む水の音」とい...
俳句の疑問

俳句の『歳時記』とは

俳句を詠む人にとって欠かせないのが「歳時記」です。歳時記とは、季節を表す言葉である「季語」を分類し、解説した歳時記のことです。季節の移ろいを繊細に感じ取り、言葉で表現する俳句の世界では、歳時記は羅針盤のような役割を果たします。今回は、この歳...
俳句の疑問

俳句の『句切れ』とは

俳句の魅力を深く味わうために欠かせないのが「句切れ」です。これは、俳句にリズムと区切りを与え、作者の伝えたいことを際立たせる大切な要素です。この記事では、俳句の初心者の方に向けて、句切れの基本を分かりやすく解説します。句切れの読み方「句切れ...
俳句の疑問

俳句の『自由律俳句』とは

俳句の世界には、「五・七・五」という決まったリズムと、「季語」というルールがあります。しかし、その枠にとらわれずに、もっと自由に自分の心を表現したい、そんな思いから生まれたのが「自由律俳句」です。「難しそう…」と感じるかもしれませんが、実は...