木幡忠文

俳句の疑問

俳句の『有季定型』とは

「五・七・五」の短い言葉の中に、深い情景や感情を込める俳句。俳句の世界には、「有季定型」という言葉があります。俳句をうまく作るための、要となる大切なルールです。ここでは、そんな「有季定型」について解説をしていきたいと思います。有季定型の読み...
俳句の疑問

俳句の『漢字』の疑問

俳句を作るとき、こんな疑問を感じたことはありませんか? 「この漢字、どうやって音を数えるんだろう?」 「なんで難しい漢字ばかり使うんだろう?」この疑問を解消して、俳句の楽しさをより深く味わえるよう、この記事では俳句と漢字の関係を初心者にもわ...
俳句大会・教室

天下布句 岐阜俳句大会に入選!巨大な「のぼり」を見に行きました

この度、「天下布句 岐阜俳句大会」で私の俳句が入選いたしました。これもひとえに応援してくださった皆様のおかげです。心から感謝申し上げます。今回の入選句私が入選をいただいた句はこちらです。陽を絞るように畳んで白日傘巨大な「のぼり」が商店街を彩...
俳句の疑問

俳句の『切れ字』とは

俳句の「切れ字」とは、句の中で意味やリズムを区切り、一句をより引き締める役割を持つ特別な言葉のことです。五・七・五のたった17音の中に、作者の感動や情景を凝縮させるために、この切れ字が重要な働きをします。俳句は、五・七・五という短い音数の中...
文語文法

「あらば」と「あれば」の違いを徹底解説  

古文で使われる「あらば」と「あれば」の違いに戸惑う方のために、その違いを分かりやすく徹底的に解説します。この記事を読むことで、「あらば」と「あれば」の意味、文法、そして漢字での表記が理解できます。さらに、それぞれの例文や用例も紹介しますので...
俳句のいろいろな遊び

季語の季節当てクイズ

俳句を詠むために欠かせない季語。さあ、下に表示される季語がどの季節のものか、一緒に考えてみましょう!季語の知識を深めることは、四季折々の情景や身の回りの変化に気づく感性を磨くことにつながります。このクイズを通して、日常生活の中に潜む俳句の「...
俳句を楽しむ

風車まはり消えたる五色かな

この句は、近代俳句の写生を追求した俳人、鈴木花蓑(すずきはなみの)による、鮮烈な一瞬を切り取った作品です。風車まはり消えたる五色かな〇旧仮名部分「まはり」は、「まわり(回り)」の旧仮名〇句意風を受けて風車が回り始めた瞬間、それまで静止してい...
本の紹介

「国際俳句歳時記 夏」

『国際俳句歳時記 夏』は、世界の俳句愛好家たちが詠んだ作品を掲載した、面白い歳時記です。この一冊は、単なる歳時記ではなく、文化・言語を超えたコミュニケーションと相互理解の可能性を秘めた本と言えます。多様な視点と異文化の発見この本の最大の魅力...
俳句で注意をしたい言葉

俳句における「去ぬ」「去る」について

俳句を詠む上で、言葉の選び方はとても大切です。「去ぬ」と「去る」という二つの漢字があります。似た言葉ですが、読み方や活用などが違うため、使い方をで、正確に読者に伝わる俳句を作ることが可能になります。「去ぬ」「去る」の読み方「去ぬ」「去る」の...
良い俳句

胸ぐらに母受けとむる春一番

胸ぐらに母受けとむる春一番 岸田稚魚〇文語部分「受けとむる」は「受けとめる」の文語の連体形〇簡単な句の説明春一番でふらついた母を、胸ぐらで受け止めた、という作品〇この句の良いところかつては、幼い自分が母の胸に守られていたはずなのに、いつの間...