木幡 忠文

季語のいろいろ

季重なり季語?「冬障子」とは

「冬障子」とは俳句を詠むとき、私たちは季節を表現するために季語を選びます。しかし、中には少し不思議な季語に出会うことがあります。冬の季語「障子(しょうじ)」です。「障子」は、木枠に和紙を張った建具で、冬の寒さを防ぐ役割を持つため、冬の季語と...
季語のいろいろ

季重なり季語?「冬襖(ふゆぶすま)」とは

「冬襖(ふゆぶすま)」とは俳句の世界には、「季語は一つ」というルールが基本です。しかし、歳時記をよく見ると、同じ季節を表す言葉が重なっている季語に出会うことがあります。冬の季語「襖(ふすま)」と、その関連季語「冬襖(ふゆぶすま)」もその一つ...
季語のいろいろ

季重なり季語?「冬衾(ふゆぶすま)」とは

俳句の世界では、「季語は一つ」というルールが基本です。しかし、歳時記をよく見ると、同じ季節を表す言葉が重なっている季語に出会うことがあります。冬の季語「衾(ふすま)」と、その関連季語「冬衾(ふゆぶすま)」もその一つです。 1.2)冬の季語の...
季語の世界

冬の季語の謎!「綱飛」はなぜ冬の季語?

冬の季語に「綱飛(つなとび)」という言葉があります。多くの歳時記では、その意味を「縄跳びのこと」と説明していますが 1.2)私たちが想像する縄跳びとは少し違うようです。では、「綱飛」は、一体どのような遊びだったのでしょうか?冬の季語の一覧 ...
季語の世界

冬の季語の謎!「五平汁」はなぜ「きりたんぽ」の仲間?

冬の季語に、秋田県の郷土料理「きりたんぽ」があります。このきりたんぽの関連季語として、「五平汁(ごへいじる)」という言葉が載っていることがあります。 1)「五平餅」と似た名前なので、もしかして、きりたんぽ鍋に五平餅を入れる料理?と思う人もい...
季語の世界

冬の季語の謎!「しばれる」と「からしばれ」の違い

厳しい冬の寒さを表す季語に、「しばれる」があります。この言葉には、「しばれ」や「からしばれ」といった、よく似た言葉がありますが、一体何が違うのでしょうか?冬の季語の一覧 >>>季語に隠された、北国の言葉これらの言葉は、特に北海道や東北地方の...
季語のいろいろ

季語「歳暮祝(せいぼいわい)」の違和感

俳句の季語を調べていると、普段あまり耳にしない言葉に出会うことがあります。冬の季語「歳暮(せいぼ)」の関連季語として、歳時記に掲載されている「歳暮祝(せいぼいわい)」もその一つかもしれません。冬の季語の一覧 >>>「歳暮」とは「歳暮」は、年...
季語のいろいろ

季重なり季語?「斑雪凍つ」とは

「斑雪凍つ」とは春の季語に「斑雪」があります。春先に降り積もった雪が解けてまだらに残った状態をいう季語です。この「斑雪」の子季語に「斑雪凍つ(はだらいつ)」があります。ある歳時記では「斑雪凍つ(はだらいつ)」の意味を、「まだらに積った春雪の...
季語のいろいろ

俳句の季語「たかみそぎ」って何?

俳句の季語を調べていると、普段あまり耳にしない言葉に出会うことがあります。今回は、そんな季語の中から、ちょっと珍しい「たかみそぎ」について一緒に探求してみましょう。「たかみそぎ」の正体を探る 「たかみそぎ」は、夏の季語である「名越の祓(なご...
四季で見られる季語

「南風」と関連季語の意味

俳句において、「南風(みなみかぜ)」 は夏の季語です。この「南風」という漢字は同じでも、地域によって様々な読み方があります。例えば、「まぜ」「まじ」「はえ」などと呼ばれ、これらの地域ごとの呼び名を使うことで、句を詠んだ場所を特定し、より情景...