季語の世界

夏の季語の謎!「日の夏」とは

「日の夏」とは俳句の世界には、一見すると少し不思議な言葉の季語が隠されています。夏の季語「日の夏(ひのなつ)」もその一つかもしれません。歳時記によっては、「夏の日(なつのひ)」、つまり夏の太陽と同じ意味だと説明されています。 1.2)しかし...
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夏の季語の謎!「袋蜘蛛・蜘蛛の太鼓・蜘蛛の袋」の違い

夏の季語には、同じ蜘蛛でも、少しずつ意味が異なる言葉があります。それは、「袋蜘蛛(ふくろぐも)」「蜘蛛の太鼓(くものたいこ)」そして「蜘蛛の袋(くものふくろ)」です。これらの言葉は、何が違うのでしょうか?「蜘蛛」か「卵」か、それが問題これら...
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夏の季語の謎!「厄身欠」はなぜ「厄」?

「厄身欠」とは初夏の季語に、ニシンの頭と尾を落として干した「身欠鰊(みかきにしん)」があります。この身欠鰊の関連季語に、「厄身欠(やくみがき)」という少し不思議な言葉が載っていることがあります。 1)「厄」という言葉は、「厄払い」のように、...
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夏の季語の謎!「草刈笛」とは

「草刈笛」とは俳句の世界には、一見すると意味が分かりにくい、不思議な季語が隠されています。夏の季語「草刈笛(くさかりぶえ)」もその一つかもしれません。歳時記には「草刈童が吹く笛」とありますが、草刈をしながらなぜ笛を吹くのでしょうか? 1)そ...
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夏の季語の謎!「半夏生」と「半夏生ず」

俳句の季語や日本の暦を調べていると、ときに読み方や意味が複数ある言葉に出会います。今回は、夏の季語である「半夏生(はんげしょう、はんげしょうず)」に隠された、興味深い謎を解き明かしていきましょう。謎その1:なぜ読み方が二つある?七十二候の一...
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夏の季語の謎!「正雪蜻蛉」はなぜ怨霊?

「正雪蜻蛉」とは夏の季語に、川辺を飛び交う「蜉蝣(かげろう)」があります。この「カゲロウ」の関連季語として、歳時記によっては「正雪蜻蛉(しょうせつとんぼ)」という、少し不思議な名前が載っていることがあります。この名前は、江戸時代前期の軍学者...
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夏の季語の謎!「暮れかぬる」の「かぬる」って何?

俳句を詠むために歳時記を開いていると、見慣れない言葉に出会うことがあります。例えば、夏の季語「暮れかぬる」。この「かぬる」って、一体どんな意味だろう?と辞書で調べても、なかなか見つからないことがあります。実は、そこには俳句に特有の「言葉のル...
俳句を作る

小学校高学年の「夏の俳句」の作り方 ─指導案─

■見たままをそのまま俳句にしましょう低学年では、俳句を詠む対象(風鈴、蜻蛉、蛙、祭太鼓、団扇、かき氷など)を見たままではなく自分のイメージで造形して見るという特徴がありますしかし高学年になると、対象の見え方に基づいて忠実に物事を見ることがで...