俳句の疑問

季語のいろいろ

季重なり季語?「冬障子」とは

「冬障子」とは俳句を詠むとき、私たちは季節を表現するために季語を選びます。しかし、中には少し不思議な季語に出会うことがあります。冬の季語「障子(しょうじ)」です。「障子」は、木枠に和紙を張った建具で、冬の寒さを防ぐ役割を持つため、冬の季語と...
季語のいろいろ

季重なり季語?「冬襖(ふゆぶすま)」とは

「冬襖(ふゆぶすま)」とは俳句の世界には、「季語は一つ」というルールが基本です。しかし、歳時記をよく見ると、同じ季節を表す言葉が重なっている季語に出会うことがあります。冬の季語「襖(ふすま)」と、その関連季語「冬襖(ふゆぶすま)」もその一つ...
季語のいろいろ

熊が冬の季語?クマ被害は夏に多いけれど・・・

現在発売されている歳時記では、「熊」は冬の季語とされていますが 1.2.6.7.8)なぜ「熊」が冬の季語なのでしょうか?現在の日本では、熊の目撃情報がもっとも増えるのは夏です。このため、「熊」の季語を調べる人が増えるのも、被害のニュースが報...
季語のいろいろ

季重なり季語?「冬衾(ふゆぶすま)」とは

俳句の世界では、「季語は一つ」というルールが基本です。しかし、歳時記をよく見ると、同じ季節を表す言葉が重なっている季語に出会うことがあります。冬の季語「衾(ふすま)」と、その関連季語「冬衾(ふゆぶすま)」もその一つです。 1.2)季重なりが...
季語のいろいろ

季語の落とし穴?「林の鐘」とは

「林の鐘」とは俳句の世界には、一見すると漢字の意味がそのまま通用しそうな、不思議な季語があります。旧暦6月の別称である「林鐘(りんしょう)」もその一つかもしれません。歳時記によっては、「林の鐘(はやしのかね)」と訓読みで表記されていることが...
季語の世界

冬の季語の謎!「五平汁」はなぜ「きりたんぽ」の仲間?

冬の季語に、秋田県の郷土料理「きりたんぽ」があります。このきりたんぽの関連季語として、「五平汁(ごへいじる)」という言葉が載っていることがあります。 1)「五平餅」と似た名前なので、もしかして、きりたんぽ鍋に五平餅を入れる料理?と思う人もい...
季語の世界

秋の季語の謎!「敗荷」の「敗」とは

秋の季語に、雨風に打たれて破れたハスの葉を指す「破蓮(やれはす)」があります。この関連季語として、「敗荷(やれはす)」という言葉が歳時記に載っていることがあります。 1.2.3.4)「破」という漢字は「破れる」と読むので、「破蓮」と書くのは...
季語の世界

春の季語の謎!「菅笠を担ふ」はなぜ季語に?

春の季語に、「菅笠(すげがさ)を担(にな)ふ」という少し変わった言葉があります。歳時記によっては、「関白が賀茂の社に参詣する行事」と説明されていることがあります。 1)しかし、「菅笠を担う」という言葉が、なぜ行事全体を指すのでしょうか?この...
季語の世界

夏の季語の謎!「葛藤、青葛、葛籠葛」は全部同じ植物?

晩夏の季語に、つる性の植物「葛藤(つづらふじ)」があります。この「葛藤」の関連季語として、歳時記には「青葛(あをかづら)」や「葛籠葛(つづらかずら)」といった、よく似た言葉が載っていることがあります。これらの言葉は、漢字の読み方も少しずつ違...
季語の世界

秋の季語の謎!「綿初穂」はどんな綿?

「綿初穂」とは秋の季語に、綿の実を収穫する「綿取(わたとり)」があります。この「綿取」の関連季語として、歳時記に「綿初穂(わたはつほ)」という言葉が載っているのを目にすることがあります。 1)しかし、「穂(ほ)」と言えば稲の穂を思い浮かべま...