俳句で注意をしたい言葉・季語

そうなの?「せわしない・せわしくない」の違い

俳句では、音数を合わせるために「せわしない」と「せわしくない」を変えて使ったのかな?と思う例を見かけますが、それぞれ別の意味です。誤った言葉を選ぶと、俳句作品の意味も変わってしまいます。ここでは、それぞれの意味を解説しています。
俳句で注意をしたい言葉・季語

俳句で注意をしたい「変わる・代わる・替わる・換わる」の違い

俳句で 「かわる」という言葉を使うことがあります 「かわる」の漢字は「変わる・代わる・替わる・換わる」など沢山あります たまに俳句作品を見ていると、「あれ?この漢字でいいの?」と思うときがあります せっかく俳句を作っても、漢字一文字を間違え...
俳句で注意をしたい言葉・季語

俳句で注意をしたい「初む」と「始む」の違い

俳句では 「~初む(そむ)」「~始む(はじむ)」という表現がよく使われます  中には、「~初む」と書くところを「~始む」と書いている俳句を見かけます その逆もあります   使い方を間違えないように、確認をしましょう 「初む」は、動詞の連用形...
俳句で注意をしたい言葉・季語

俳句で注意をしたい「出来る(できる)」。これは口語?文語?

俳句作品の中で、「出来る(できる)」という言葉を見かけますが 「出来る(できる)」は文語ではありません 文語で俳句を作りたい、という人は気を付けてください       「出来る(できる)」という言葉の成り立ちは 「出で来(いでく)」→「出来...
俳句で注意をしたい言葉・季語

季語、「秋晴る」の違和感

「秋晴る」という季語が角川俳句大歳時記に紹介されています 1) 「晴る」は「晴れる」の文語形 意味は秋の澄んで晴れ渡る空のことですので、「秋晴れ」と同じ意味です この「秋晴る」に少し違和感を覚えるのは私だけでしょうか 違和感を覚えるのは、隠...
俳句で注意をしたい言葉・季語

季語の、湖招(うしおまねき)は正しい?

「季語・季題辞典」に「湖招(ウシオマネキ)」という季語が紹介されていて、説明には 「海辺の砂地のスナガニ科の小さい蟹。はさみを上下に動かす姿が潮を招くように見えることから、この名がある」と書かれています 1) 説明から考えると、おそらく 潮...
俳句で注意をしたい言葉・季語

俳句表現の「夕焼ける」ってなに?

「夕焼け」という言葉はあるけれど、「夕焼ける」という言葉は何なのか?「夕焼ける」という表現を俳句で使って良いのか、悪いのかなどについて書いています。
俳句で注意をしたい言葉・季語

季語の鳥交む(つるむ)・鳥交る(さかる)の漢字は正しいの? 

春の季語に、「鳥つるむ・鳥さかる」があります 「角川俳句大歳時記」「合体俳句歳時記」は 鳥つるむ・鳥交る(さかる)と書いています 2.3) 「現代俳句歳時記」は 鳥交む(つるむ)・鳥交る(さかる)と書いています 4) ただ、一般的に 「つる...
俳句で注意をしたい言葉・季語

熊が冬の季語?クマ被害は夏に多いけれど・・・

歳時記には「熊」が冬の季語で掲載されている 1.2.6.7.8) 熊は冬の期間は冬眠をしていて普通は見かけない。 それにもかかわらず、なぜ冬の季語にされているのだろうか?     熊の目撃情報が多いのは春から秋 熊が多く目撃されるのは春から...
俳句で注意をしたい言葉・季語

北極熊が季語?その理由を調べてみた

「角川俳句大歳時記」には熊が季語として採用されていて、熊の子季語には、羆(ひぐま)、月輪熊(つきのわぐま)、北極熊、白熊などが掲載されている 1) 北極熊(白熊)は北極圏およびその周辺に生息する熊で、日本では見られないのに、なぜ季語として掲...