俳句では「夕立」は夏の季語です
「夕立」には様々な関連季語があり、意味の分かりづらいものもあるので、それぞれの意味をまとめています
意味を知ると、俳句表現の幅が広がり、俳句作りが楽しくなるはずです
夕立(ゆうだち、ゆだち)
夏の日の、多くは夕方に雷などを伴って短時間に激しく降る雨
よだち
夕立ちのこと
伊勢西条辺の方言
白雨(はくう)
白く見える雨
ゆうだち
にわかあめ
驟雨(しゅうう)
急に降りだす雨
にわか雨
夕立雲(ゆうだちぐも)
夕立の降るときに出る雲
夕立晴(ゆうだちばれ)
夕立のあとすっきりと晴れること
村雨(むらさめ)
ひとしきり、さっと降っては止む雨
スコール
熱帯特有の、急激に起こる強風
一般的に、にわか雨や雷雨を伴う急激な風速の増加現象
夕立の有名な俳句
夕立の有名な俳句はいろいろありますが、個人的に好きなものは次の2つです
さつきから夕立の端にゐるらしき 飯島晴子
「ゐるらしき」の軽やかさが良い