木幡 忠文

俳句の疑問(作り方)

悪い俳句になりやすい、9つのポイント

俳句の評価は、非常に主観的な要素が強く、一概に「悪い」作品と断定することは難しいものです。ただ、それでも一般的な俳句の構成や季語の使い方、表現の仕方などを参考に、悪い評価につながりやすい要素を上げることは可能です。ここでは、俳句作品を作る中...
俳句を作る

9音の季語は、ここに置くと作りやすい

俳句を作るとき、どこに季語を置くか迷いますよね。実は、季語は音の数によって置きやすい場所があります。特に1音の季語は、置き方を工夫すると俳句がぐっと作りやすくなります。9音の季語の置く場所9音の季語(例:泰山木の花、蛙の目借時)は、俳句に収...
俳句を作る

「時間」を意識すると、俳句が上達する?

「俳句は難しい」「何を詠んだらいいかわからない」そう感じていませんか?実は、ちょっとした視点を変えることで、俳句は劇的に作りやすく、深みのあるものに変わることがあります。その秘訣は2点、時間を意識することと、五七五の型を意識することです。「...
季語のいろいろ

熊が冬の季語?クマ被害は夏に多いけれど・・・

現在発売されている歳時記では、「熊」は冬の季語とされていますが 1.2.6.7.8)なぜ「熊」が冬の季語なのでしょうか?現在の日本では、熊の目撃情報がもっとも増えるのは夏です。このため、「熊」の季語を調べる人が増えるのも、被害のニュースが報...
季語の世界

冬の季語の謎!北極熊がなぜ季語なのか

前回は、熊が歳時記で冬の季語とされた歴史的背景について解説しました >>今回は、熊の傍題に、日本には生息していないはずの「北極熊」が掲載されているのはなぜか?という謎に迫ります。季語の北極熊とは冬の季語に「熊(くま)」があります。この熊の傍...
俳句で注意をしたい言葉

俳句にみる「来ぬ(こぬ)」と「来ぬ(きぬ)」の違い

俳句や短歌を読んでいると、同じ「来ぬ」という表記なのに、読み方によって意味が違うことに気づきます。「来(こ)ぬ」と「来(き)ぬ」は、一見同じに見えますが、それぞれ異なる意味を持つ古語です。この違いを知ることで、作品の情景をより深く読み取るこ...
季語の世界

新年の季語の謎!「熨斗羽子」ってどんな羽子?

熨斗羽子(のしばね)とは新年の季語に、羽根つき遊びで使う「羽子(はね)」があります。この羽子の関連季語に、「熨斗羽子(のしばね)」という少し聞き慣れない言葉が載っていることがあります。1.2)「熨斗」は、お祝いの贈り物に添える飾りですが、一...
季語の世界

新年の季語の謎! 季語「若水あぐ」とは

新年を詠む季語には、普段あまり使わない言葉が隠されていることがあります。今回は、新年の季語「米こぼす」と共に歳時記に載っている「若水あぐ(わかみずあぐ)」という言葉の謎に迫ってみましょう。「若水(わかみず)」は、元日の朝に初めて汲む水のこと...
季語の世界

新年の季語の謎! 季語「鼓餅」とは

「鼓餅」とは新年を詠む季語には、私たちの身近なものがたくさんあります。お正月の間に搗(つ)くお餅もその一つで、「若餅(わかもち)」という季語で親しまれています。そんな「若餅」の子季語として、歳時記に「鼓餅(つづみもち)」という言葉が載ってい...
季語のいろいろ

季重なり季語?「冬障子」とは

「冬障子」とは俳句を詠むとき、私たちは季節を表現するために季語を選びます。しかし、中には少し不思議な季語に出会うことがあります。冬の季語「障子(しょうじ)」です。「障子」は、木枠に和紙を張った建具で、冬の寒さを防ぐ役割を持つため、冬の季語と...