俳句を作る

俳句で注意をしたい季語

季語の「月の水」の意味が・・・

「俳句季語よみかた辞典」には「月の水」という秋の天文の季語が紹介されています 1)意味は「月かげを、水の泡に見立てたもの」「月の水」と言われれば、一般的には月に存在する水(地表の氷)を想像しますが月かげ(月の光)のことのようですただ、「月の...
俳句で注意をしたい季語

季語の、斑雪凍つ(はだらいつ)は正しいの?

「俳句季語よみかた辞典」に「斑雪凍つ」という季語が紹介されています 1)意味は、まだらに積った春雪の情景、とありますこの季語ですが、次の3つの理由で、季語に慣れていない人が使うのは難しいと思います1 季語自体が季重なり2 重なった季語の季節...
俳句で注意をしたい季語

「瓊花(けいか)」が「紫陽花(あじさい)」の別称?

「俳句季語よみかた辞典」に、「瓊花(けいか)」が紫陽花(あじさい)の別称として紹介されています 1)ただ、これは間違いのように感じます紫陽花は、アジサイ科(旧ユキノシタ科)の低木瓊花は、スイカズラ科の半常緑低木です  2)「瓊花は紫陽花に似...
俳句で注意をしたい季語

「若餅」の子季語の「鼓餅」ってなに?

正月三が日の間に搗く餅を「若餅」といい、新年の季語になっていますこの「若餅」の関連季語に「鼓餅(つづみもち)」を掲載している歳時記があります 1.2.6)ただ、どの歳時記にも「鼓餅」の解説は書かれていませんなぜ「若餅」を「鼓餅」と言うのでし...
俳句で注意をしたい季語

「梅つ五月」は、なぜ旧暦二月なのか?

歳時記の中に、分からない季語がある如月(きさらぎ)の関連季語に含まれている「梅つ五月(うめつさつき)」如月(きさらぎ)は旧暦二月の別称のため、梅つ五月(うめつさつき)も旧暦二月の別称になるただ、梅つ五月の「五月(さつき)」は旧暦五月のことで...
俳句で注意をしたい季語

季語の「たかみそぎ」とは何?

「名越の祓(なごしのはらえ)」という夏の季語がありますこの関連季語に「たかみそぎ」が掲載されています 4)祓(はらえ)の関連季語なので「みそぎ」は「禊」と書きそうですが「たか」の漢字がわかりません各種辞書で「たかみそぎ」を検索しても、掲載さ...
俳句で注意をしたい季語

季語の、百松明の神事(ひゃくたいまつのしんじ)とは?

「松例祭(しょうれいさい)」という冬の季語があります。12月31日に出羽三山神社で行われる祭りです。この関連季語として、「百松明の神事(ひゃくたいまつのしんじ)」を掲載している歳時記があります。 1.2)ただ、松例祭で行われる神事について、...
俳句で注意をしたい季語

季語の、大吉(だいきち)とは?

「俳句季語よみかた辞典」に大吉という季語が紹介されています 1)立春の日に、寺院の入口に貼る「立春大吉」と書いた符札を言うようです大吉と言われて、立春大吉の符札を思い浮かべられる人は、どれくらいいるでしょうか思い浮かべることができる人は、季...
俳句で注意をしたい季語

「露の世」が季語?

露の関連季語として「露の世」を掲載している歳時記があります 1.2.3)意味は「消えやすい露のようにはかない世」つまり、この世を露に見立てた比喩表現です本来であれば季語ではありませんが、「露」の関連季語に入れられていていますなぜ、このような...
俳句で注意をしたい季語

季語の「歳暮祝」は正しい?

「歳暮」という冬の季語がありますこの関連季語に「歳暮の礼、歳暮祝」を紹介している本があります 1.2.3.4)意味は、世話になった人に年末に贈り物をすること世話になった人に年末に贈り物をすることを「歳暮」「歳暮の礼」とは言いますが、「歳暮祝...