季語の謎

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春の季語の謎!「湖招」と「潮招」の違い

春の季語には、可愛らしい姿の「潮招(しおまねき)」というカニがいます。歳時記によっては、このカニの関連季語として「湖招(うしおまねき)」という言葉が載っているのを目にすることがあります。 1)しかし、「湖」と「潮」では、意味が全く違います。...
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春の季語の謎!「春になる」と「春となる」の違い

春の訪れを表す季語に、二十四節気の「立春(りっしゅん)」があります。この立春と同じ意味として、「春になる」という季語が使われることがあります。 1)では、この言葉を「春となる」と言い換えても、同じ意味なのでしょうか?「~になる」と「~となる...
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夏の季語の謎!「神植(かみうえ)」とは

神植とは夏の季語に、田植えの時期に行われる神事「御田植(おたうえ)」があります。歳時記によっては、この関連季語として「神植(かみうえ)」という言葉が載っているのを目にすることがあります。1.2.3)しかし、この「神植」という言葉は、辞書や一...
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冬の季語の謎!「しばれる」と「からしばれ」の違い

厳しい冬の寒さを表す季語に、「しばれる」があります。この言葉には、「しばれ」や「からしばれ」といった、よく似た言葉がありますが、一体何が違うのでしょうか?季語に隠された、北国の言葉これらの言葉は、特に北海道や東北地方の厳しい寒さを表す言葉で...
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秋の季語の謎!「敗荷」の「敗」とは

秋の季語に、雨風に打たれて破れたハスの葉を指す「破蓮(やれはす)」があります。この関連季語として、「敗荷(やれはす)」という言葉が歳時記に載っていることがあります。 1.2.3.4)「破」という漢字は「破れる」と読むので、「破蓮」と書くのは...
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冬の季語の謎!北極熊がなぜ季語なのか

季語の北極熊とは冬の季語に「熊(くま)」があります。日本の歳時記には、ヒグマやツキノワグマといった日本の熊だけでなく、「北極熊(ほっきょくぐま)」や「白熊(しろくま)」も関連季語として載っていることがあります。1.2.3.4)日本では野生の...
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冬の季語の謎!「五平汁」はなぜ「きりたんぽ」の仲間?

冬の季語に、秋田県の郷土料理「きりたんぽ」があります。このきりたんぽの関連季語として、「五平汁(ごへいじる)」という言葉が載っていることがあります。 1)「五平餅」と似た名前なので、もしかして、きりたんぽ鍋に五平餅を入れる料理?と思う人もい...
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春の季語の謎!「菅笠を担ふ」はなぜ季語に?

春の季語に、「菅笠(すげがさ)を担(にな)ふ」という少し変わった言葉があります。歳時記によっては、「関白が賀茂の社に参詣する行事」と説明されていることがあります。 1)しかし、「菅笠を担う」という言葉が、なぜ行事全体を指すのでしょうか?この...
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夏の季語の謎!「葛藤、青葛、葛籠葛」は全部同じ植物?

晩夏の季語に、つる性の植物「葛藤(つづらふじ)」があります。この「葛藤」の関連季語として、歳時記には「青葛(あをかづら)」や「葛籠葛(つづらかずら)」といった、よく似た言葉が載っていることがあります。これらの言葉は、漢字の読み方も少しずつ違...
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秋の季語の謎!「秋晴る」の違和感

「秋晴る」とは秋の澄んだ空を詠む季語に、「秋晴(あきばれ)」があります。この「秋晴」の関連季語として、歳時記によっては「秋晴る(あきはる)」という言葉が載っていることがあります。 1.2.3)「晴る」は「晴れる」の文語形ですが、この「秋晴る...